Income Statement/Profit&Loss (損益計算書)

今回は財務諸表の1つである、"Income Statement/Profit&Loss (損益計算書)"を見ていきたいと思います。下図をご覧ください。

 

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こちらは、"Balance Sheet (貸借対照表)"に比べ、わかりやすいのではないでしょうか。プラス項目の"revenue (収益)"から、マイナス項目の"expense (費用)"を差し引いて、"profit (利益)"を計算しているだけです。"Income Statement (損益計算書)"の特徴をざっくりまとめてみます。

 

  • "revenue (収益)" - "expense (費用)" = "profit (利益)"
  • "performance for a certain period of time (一定期間の業績)"
  • "Net income will be transferred to Equity (Retained Earnings) when closing accounts. Therefore it will be 0 at each account end and not be carried over to the next term." (当期純利益は、期末日に、貸借対照表の資本[繰越利益剰余金]へ振り替えられます。従って、当期純利益は期末日にゼロとなり、翌期には繰り越されません。)

 

最後の項目は、"Income Statement (損益計算書)"が、"Balance Sheet (貸借対照表)"と繋がっていることを表しています。初学者のよくつまずくポイントですが、全体的なイメージから入ればそんなに難しくありません。

 

例えば、そこらへんで捕まえたカエルを、メルカリで手渡し100円で売ったとします。カエルの仕入値は0円なので、100円の現金が手に入りました。"Asset (資産)"と"Net Income (当期純利益)"がそれぞれ100円です。"Net Income (当期純利益)"は"Equity (資本[繰越利益剰余金])"に振り替えられるのでしたね。"Net Income (当期純利益)"はゼロで、"Equity (資本[繰越利益剰余金])"が100円になります。"Asset (資産)"と"Equity (資本[繰越利益剰余金])"が両方とも100円で、"balance (均衡)"していませんか? この仕組みは下図のとおりです。

 

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どうして"Net Income (当期純利益)"が"Equity (資本[繰越利益剰余金])"に振り替えられるのか疑問に思われるかもしれません。"Equity (資本)"の特徴には、「返済義務なし」があったことを覚えていますか。営業活動で得た"profit (利益)"は、誰かに返す必要もないため、"Equity (資本[繰越利益剰余金])"に振り替えられるのです。

 

※次回扱う"book keeping (簿記)"で、もう少しすっきりすると思います。"Balance Sheet (貸借対照表)"と"Income Statement (損益計算書)"が繋がっているということだけなんとなくわかれば、ここでは十分です。